2022年06月01日

FXを成功させるためには環境認識が重要だと言われています。本コラムでは、FXトレードにはなぜ環境認識が必要なのかといった理由や、環境認識を行う4つの時間足や環境認識を実践するためのコツを紹介します。
FXにおける環境認識とは?

FXを始めるにあたっては、まず行わないといけないことがあります。それは「環境認識」です。環境認識と言っても難しく考える必要はありません。現在の相場状態を高みから俯瞰して把握することがFX相場における環境認識です。
日常生活でも人は環境認識を行っています。「空模様を見るとどんよりと曇っている」「天気予報を見て降雨確率を確認する」などを確認し、雨が降りそうであれば傘を持っていくでしょう。
FXでもそれと同じように時間足で相場を確認し、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場であるのかを確認をしていきます。そのために、環境認識は毎日行っていく必要があります。
FXにおいて相場の環境認識が重要なのはなぜか?

スイングトレードなら4時間足、デイトレードなら1時間足、スキャルピングなら1分足という時間足のチャートを中心にしてトレードを行っていきます。しかし、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場といったトレンドを知るためには、日足や週足が重要です。
日足や週足のトレンドを掴んでいくためには日々の相場の環境認識が重要です。環境認識を行っていくことで、相場のだいたいの流れを把握できるようになるでしょう。
環境認識の4つの方法

週足、日足、4時間足、1時間足の4つを把握しておくことで、FX相場の環境認識ができるようになります。異なる時間軸を参考にして相場のトレンドを把握しておくことがFXで稼げるようになるポイントです。
①週足
1週間ごとの相場の値動きを1本のローソク足で表したチャートが週足です。ポジションを数日~数週間保有してゆったりとトレードするスイングトレードに参考となるチャートです。週ごとの相場の変化を表すチャートですので、相場の大きなトレンドを掴むことができます。
②日足
1日ごとの相場の値動きを1本のローソク足で表したチャートが日足です。この日足もスイングトレードに参考となるほか、ポジションを翌日に持ち込まないデイトレードでも参考にするチャートです。相場のトレンドについては週足と同じように大きなトレンドを掴むことができます。
③4時間足
4時間ごとの相場の値動きを1本のローソク足で表したチャートが4時間足です。スイングトレードにも参考となるほか、デイトレードの参考されるチャートです。
週足や日足では上昇トレンド(下降トレンド)であっても4時間足では下降トレンド(上昇トレンド)になっているなど、4時間足ではトレンドの転換を掴むことができます。
④1時間足
1時間ごとの相場の値動きを1本のローソク足で表したチャートが1時間足です。主にデイトレードの参考されるチャートですが、数秒や数分単位で売買を繰り返すスキャルピングトレードをしていて相場のトレンドを掴むときに参考にします。
1時間足では、その日の相場のトレンドを掴むことができます。
環境認識を実践するためのコツ
チャート分析手法を習得し目線を合わせていくことが環境認識には重要です。この環境認識を実践していくためにはコツがありますので、その内容を紹介します。
王道のチャート分析方法を習得する

FXには、有名なインジケーターや分析手法などがあります。環境認識は、まずはこのようなものを使うのが一番です。というのも、王道的なチャート分析手法を使うことで、他のトレーダーと同じ目線で今の相場の状況を判断できるようになるからです。
FXには変わった分析手法も存在します。そんな分析手法を発見すると裏技的に勝てると思ってしまうかもしれませんが、まずは王道的なチャート分析手法を習得していくことがFXで成功していくための早道です。
チャートを分析し、状況判断する実践経験を積む
相場の状況を把握して環境認識ができるようになるためには、チャートを読む実践経験を積んでいく必要があります。
最初は見よう見まねでかまいませんので、チャートにラインを引いてトレンドの分析を行っていきましょう。日々重ねて、チャート分析を行っていくことで、それが自身の血となり肉となりFXの経験値が上がっていくのです。
その経験値が上がっていくことで、チャート分析の精度も向上していきます。
目線を合わせられるようにする
「この前はあのインジケーターで負けたから、今度はあのインジケーターを使ってみよう」などとチャート分析手法をコロコロ変えていくのはおすすめしません。一度決めたチャート分析手法は変えずに同じ見方でチャートを見ていくことで目線が合うようになり、チャートの変化やトレンドの転換などに気付くことができるようになります。
環境認識を実践するために練習方法
環境認識を実践していくためには、以下のような流れで練習してください。
長い時間足(週足)から順に見ていく
↓
チャートのトレンドを判断する
↓
サポレジ(サポートライン・レジスタンスライン)の判断をする
↓
シナリオを立ててからトレードを行う
まずは週足→日足→4時間足→1時間足の順にチャートを確認し、上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場といったチャートのトレンドを判断します。
次に、相場のサポートライン(直近の安値を支持する下値支持線)とレジスタンスライン(直近の高値に抵抗する上値抵抗線)を判断。その日の相場の値動きのシナリオを立ててから実際のトレードに挑んでいきます。
まとめ
FXで成功するためには、現在の相場状態を高みから俯瞰して相場を把握していく環境認識が大事です。この環境認識を掴んだFXトレードができるようになるのがFX Community Mastersです。
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