2022年06月01日

FXの初心者の中には、「安定した利益を出すことができない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。その理由には共通した内容が潜んでいることがあります。そこで本コラムでは、FXで安定して利益を出せない人の特徴や、ありがちな失敗事例とその解決策について解説していきます。
FXで安定した利益が出ない人の特徴とは?
FXで安定した利益が出ないという場合、共通して2つの特徴があります。FXでうまく利益を上げられないというときには、自分が以下の2つに当てはまってないかどうかチェックしてみましょう。
FXの勉強をしっかりしていない

FXの勉強や情報収集などをせずに、運任せや自分のカンだけで取引しているような人は安定的に利益を出すことはできません。
FXは相場の上昇か下降かどちらを予測するものですので、運任せやカンでも簡単に稼げると勘違いしてしまう人もいます。しかしそれでは安定して利益を出すことがかなわず、最終的には損を出してしまうのです。
FXの勉強をしっかりと行っていくことで、確率的に50%のFXの勝率を上げていくことができるのです。
感情に振り回されてトレードしてしまっている
FXで稼いでいる人でも損を出すことはあります。そんなときに感情に振り回されず、自分が決めたルールにのっとり淡々と損切りができる人がFXで利益を出し続けられる人です。
人は、利益が出ているときには損に転じないように早めに利確(利益確定)してしまい、損が出ているときには再び相場が反転して損が減るだろうと考えて損が拡大してしまう「損大利小」になりがちです。そんな感情に左右されないよう、損切りや利確はルールで決めたとおりに行う必要があります。
FX初心者によくある失敗と解決策とは?
FX初心者であれば、みんながやってしまう同じような失敗があります。よくある失敗とその解決策を4つ紹介しますので、自分のトレードがそこに当てはまっていないか、よく確認をしておきましょう。
失敗例①損切りができない

「損切り」とは含み損を抱えていたポジションを決済して損失を確定することです。
損切りをしなければ損失は確定しませんし、相場が反転して損がなくなるかもしれません。しかしその逆に、含み損がどんどん広がりロスカット(ポジションの強制決済)される可能性もあります。
そうなると自己資金の多くを失う可能性がありますし、FXから撤退せざるを得なくなるかもしれません。
解決策
損切りに遭わないためには、自分が許容できる最大の損失額を決めておき、相場が自分の予想と逆行したときに備えて、許容できる最大の損失額のレートに逆指し値注文を入れておくことです。
例えば、1ドル=100円で買った通貨の最大損失額を1円とすると、逆指値注文を99円に設定しておくのです。そうすれば、レートが99円に下落したときには自動的に売り決済をしてくれるので、損失はそれ以上に広がりません。
やってはいけないことは、レートが99円に近づいたときに逆指し値注文をキャンセルしたり金額を動かしたりすることです。予め決めたルールは基本的に変えないようにしましょう。
失敗例②“ポジポジ病”になってしまう
常にポジションを持っていないと不安になってしまい、意味もなく1日に何十回と取引を行ってしまうことは“ポジポジ病”と呼ばれています。
このポジポジ病にかかってしまうと、しなくてもいい取引が増えてしまい、1日トータルで見ると利益が出ていないといったことが起こります。
1日の取引回数が多いということは利益が少ないのに決済をすることになりますが、スプレッド(買いと売りのレートの違い)があることで、利益的にはマイナスになってしまうこともあります。
解決策
通貨の売買取引が活発で流動性が高いときにはスプレッドも狭くなります。流動性が低いときにはスプレッドも広くなりますので、無理にポジションを持っても利益は出しにくくなります。
そういうときにはポジションを持たずに静観しているほうがいいでしょう。
また、米ドル/円やユーロ/円のように取引量が多い通貨ペアはスプレッドも狭く、トルコリラ/円やスイスフラン/円のように取引量が少ない通貨ペアはスプレッドが広くなります。
そこでポジションを持つならば、できるだけ利益が出やすい取引量が多い通貨ペアを狙うようにしましょう。
失敗例③ハイレバレッジの取引ばかりしている

FXは、預けている資金よりも大きい金額でトレードできる仕組み(レバレッジ)があります。日本のFX会社はレバレッジの上限が規制されていますが、それでも最大25倍までのレバレッジは許容されています。
25倍のレバレッジというと、10万円の資金で250万円分のトレードができるわけです。1ドル100円で換算すると、1ドルが101円になったときには10万円の資金だけで2万5,000円も儲かるわけです。それが「FXは儲かる」というゆえんになっていますが、想定と逆のレートに動いたときには1ドルが99円になっただけで2万5,000円の損が発生してしまうことになります。
解決策
FX会社ごとに通貨取引の最小単位が設定されています。かつては1万通貨が最小単位のFX会社も多かったのですが、最近では1,000通貨単位で取引できるFX会社も増えています。中には100通貨単位から取引可能というFX会社も存在します。
もし1,000通貨単位で取引をしたとすると、レバレッジ25倍でも1ドル100円で換算した場合、必要な証拠金は4,000円で済むことになります。
証拠金がこの金額であれば、手持ち資金が少なかったとしても余裕を持った取引ができるでしょう。
またレバレッジを変えてFX取引をすることも可能です。FX会社によって異なりますが、1倍、5倍、10倍、25倍というように可変させることが可能です。
そこで初心者のうちは、5倍や10倍などの低いレバレッジで取引を行い、FXに慣れていくといったこともできます。
失敗例④“チキン利食い”の損大利小な取引をしてしまう
ポジションを持って含み益が出てくるとその利益を少しでも減らしたくないと考えて、設定した目標レートの手前で決済してしまうことを「チキン利食い」と呼んでいます。
その逆に、含み損を抱えているとレートが元に戻るのではと考えて放置してしまい大きな損失を被ることもあります。
コツコツと得た利益を1回のトレードで吹き飛んでしまうような行為を「損大利小」と呼んでおり、FX初心者が陥りがちなトレード方法です。
解決策
損大利小のトレードになってしまう人に多い特徴として、チャートに張り付いて常に値動きをチェックしてしまうことが挙げられます。
チャートでレートが上下することは当たり前です。そこでポジションを持ったら、そのポジションに対して指し値注文と逆指し値注文を入れて、後はチャートを見ないことです。
そうすれば、含み益があるときには設定した目標レートで利益確定してくれますし、含み損を抱えていても損失が大きくならないレートで損切りができるようになります。
まとめ
安定して利益が出せないFX初心者には共通する理由があります。その特徴やよくある失敗と解決策について本コラムで解説してきましたが、FX Community Mastersに入会することでその全てが解決できます。
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